いくぜバンドガール。 -2ページ目

『Do You Remember Rock & Roll Radio?』The Ramones

久しぶりに遊びに行った友人の家で、私が5年前に作ってあげた「ベストMD」が出てきた。
これは恥ずかしいぞ~と思ってドキドキしながら聴いてみたら、1曲目がこれだった。

何を考えていたのだ、5年前の私は。

おもしろすぎです。

そのあとも続々と抱腹絶倒の選曲が続き、最後は…
笑えるからまた今度。


アーティスト: ラモーンズ
タイトル: ラモーンズの激情

14人

今日、また1人メンバーが辞めた。

これで辞めていったメンバーは私がバンドを創立してから6年間で14人。
それもライブに1度でも参加した人間だけで、スタジオに顔を出した程度の人は数に入れず、だ。
普通のバンドだったら辞めた人間だけで3.4個、別のバンドが組める。
途中、学生から社会人になる時期を跨いでいたり、バンドの名前が変わったりしているとはいえ相当な数だ。
特に今回のメンバーはバンド以外でも友人として、仕事仲間として深い付き合いのあった人だったから、かなりこたえた。

これだけの人数を見送ってくると、自分に何か問題があるのだろうかと自問せずにはいられない。
しかし私個人と意見が合わないという理由の人はそんなにいなくて、「時間の流れ」「環境の変化」というものが多く、どうにもできない場合が多い。
所詮、最後は他人。私が関われる部分なんてほんの些細なところだけだ。

そうは言っても14人の真剣な「辞めます」を受け止めるのは結構体力がいる。
嫌でも度胸なんてものはついてしまうのさ。

花様年華

を見ていたら、ホテルのルームナンバーが「2046」であることに気付く。
わー大発見~と思って検索してみたらいろんなところで既出でした。
でも自分で見つけるから楽しいんだよね。こういうの。

ウォン・カーウァイの映画って日曜の午後、一人で見る限定って感じがする。
何か他の用事をしながら。
Sunday Afternoon Lovers Time的な。いやだから一人で見るんだから違うけど。
(そういうタイトルの曲を昔やってたが…いいタイトルだね)

美しい映像、けだるいテンポ、筋はわりとどうでもいい、みたいな。

あ、「今日はそういう映画を見る日」だ、みたいなときがたまにある。

ありませんか?そんなとき。

追記:映画の中で使われている「quizas quizas...」という曲がドリス・デイも歌っている「Perhaps」だと知ってちょっと嬉しかった。
キザス・キザスという言葉の響きが好きなのだ。



タイトル: 花様年華

プロってなんだ

プロってすごく曖昧な言葉だと思う。
よくミュージシャンになりたいとか言うでしょう。
音楽でメシを食いたいとか。
それってどういうことだ?

スタジオやライブハウスでバイトしてる奴は音楽で食ってんのか。
例えばメジャーレーベルと契約すれば月給が出るけど、16万とかもらえたら、かなり大きな契約って感じ。
それでさらにバイク便のバイトしてる奴はどうなんのか。
しかも契約は永久じゃないし。1年だけプロって、不思議じゃない?

スタジオミュージシャンになりたいって人もいるけど、普段はバイトしてて、たまに呼ばれると誰かのレコーディングに参加して、ギャラをもらう人のことも指すんだろうか。
「プレイヤー」としてレコーディングやライブのギャラだけで月収20万以上を10年間キープしてる人。
そういう人ってものすご~く少ないと思う。
ディズニーランドのレギュラーだって、そんなにもらえてないかもしれない。
ただ、歌唱印税とか演奏印税を考えれば、ヒットした曲のレコーディングに参加すれば不可能ではないかもしれないけど。

そうなるとやっぱり「作詞作曲印税」。
でも、それってまず「新星堂でJ-POPを買ってカラオケに行く地元の友達」でも知ってるような曲じゃないとダメじゃないかな。
さらに言えばボーカルはCM出ちゃうようなバンドでも、作詞作曲してないメンバーは意外とツラい収入だったり。

そこまで聞いて、プロになろうと思うかい?

ただ、オーケストラのアレンジやCMの曲・ジングルなんかを作れる人は、同い年の一般サラリーマンくらいの収入は得られるみたい。
厳しいね。つらいぜバンドガール。

バンドマンはモテるのか

ギターをはじめたきっかけは何?と男の子に聞いたら「モテたいから」と答える確率は5割をゆうに越えるに違いない。
1番の理由に挙げなくとも、心のどこかにそんな気持ちが潜んでいる「もしかしたら」「あわよくば」を含めたら相当なパーセンテージになるだろう。

じゃあ実際のところ、バンドマンはモテるのか?

少なくともバンドガールはモテない。
だって彼女が自分より目立つの、ヤでしょ?正直。
東大生の女の子が敬遠されるのと近い感覚で、バンドガールはモテない。
これは自分を過大評価するものではなく、男子の心にある「自分を大きく見せたい」という感覚に、いずれもが合致しないということを言いたいのである。
(尚、バンド内恋愛については別項を設けたいと思うので、ここでは触れない)

話が若干ズレたが、もしもバンドマンがモテると思っていれば、それは大いなる誤解である。

ルックス、経済力、性格などの条件が同じ二人がいたとして、その片方がバンドをやっていれば、そちらはモテるのだろうか。
この場合のモテるとは、ライブが終わった後に話し掛けられるというレベルではなく、その夜しっかり持ち帰ることができるのか、彼女になりたいと抜かす女に困らないか、ということだ。

答えは否。そんなヤツ見たことない。
正確に言えばいるにはいるが、そういうヤツはバンドなんかやっていなくとも、女には困らなかろうという輩である。

クレイジーケンバンドの横山剣さんが「モテたくてバンドをはじめたんですか?」というインタビュアーの質問に
「そんなことしなくてもモテたからなあ」
と答えていた。

カッコよすぎるよ、ケンさん!
人生で一度は言ってみたい台詞である。

モテるやつは何をやっていても、何をやっていなくてもモテる。
あなたがモテないのは、楽器ができないからでも、貧乏なせいだからでもありません。

ジャンル分けなんて言葉に唾を吐け

ジャズを聴いてる奴がロックを馬鹿にして、
ロックを聴いてる奴がポップスを馬鹿にして、
ポップスを聴いてる奴がパンクを馬鹿にして、
パンクを聴いてる奴がジャズを馬鹿にする。

おかしくないか?
好き嫌いはあっても上下はないだろ。

本気の境目。

学生のころやっていた「楽しいバンド」から、今のバンドに切り替わる時期はすごく苦しかった。
いわゆる22歳で人生の転機を迎えるメンバーたちをどうするのか、そもそも自分はバンドを続けていくのか、という選択を迫られるときだ。

何度も言うが、音楽をやってるヤツが偉いわけじゃない。
毎日会社に行ったり、一日中立って働いたり、それはスゴイことだと思う。
ただ、嫌々働いたり、嫌々バンドやったり、それはカッコ悪い。

「プロってなんだ」で触れた通り、プロミュージシャンというのはとても曖昧な言葉だ。
幸い何パターンものミュージシャンに接してきていたので、「ああはなりたくない」「これはカッコ悪い」というサンプルを直接見ることができていたので、甘い希望や逆に厳しすぎる目標を持たずに済んだ。

現実には私が「女」であるということもラッキーだった。

メンバーの男の子たちは、「親(や親族)の期待」「世間体」というものが女子よりも大きく、大学→就職というルートから外れることはかなりの思い切りがないとできなかったようだ。
就職したからといってバンド活動ができなくなるわけでは全くないのだが。

とにかくそうして各自がそれなりに進路を決めたころ、はたと「バンドとしてのヴィジョン」が変わってきていることに気づいた。

簡単に言えば「続けていて、何がそこにあるのか」をリーダーとして明確に提示しなければメンバーのモチベーションの維持ができないということ。

私がそのとき提示したのは
・収入としてマイナスにならない
・やるからには、やりきる

の2点だった。全然具体的じゃないじゃん!後ろ向きじゃん!という意見もあるだろうが、収入としてマイナスにならないバンド活動というのがいかに大変なことか。
それはライブのギャランティと音源収入でスタジオ代など諸経費をまかなうということである。
はっきり言ってプロデビューなんていう曖昧な言葉よりよっぽど具体的だ。

そうした目標を掲げたとき、残念ながらこちらから言って辞めてもらったメンバーもいる。
あまりにも向上心が見せてもらえなかった。
テクニックはどうでもいいが、向上心をなくしたらそこで終わりだ。


私は「本気」なんていう目に見えないものは好きではなかった。
「本気」で「カッコ悪」かったら何にもならないし。
でも真剣にやることって、悪くない。
あのとき本気に踏み込んだことを、今は後悔していない。

ロックがわからない

レコファンに寄ったら、ユニバーサルミュージックから
「洋楽の名盤・話題盤を厳選し、100タイトルを1470円で!」
っていうのがあった。

…ほとんど知りません。

私はこれだけバンドに勤しんでいながら、「ロック」というものを全く、と言っていいほど聴いていない。
おそらく「日本人として最低限必要なロック」というものがあったとしたら、まず満たしていない。

ボンジョヴィもエアロスミスもエリック・クラプトンもジミヘンも、さらに言えばビートルズだって全然知らない。

もちろんTVをから流れてくるCMに使われていたり、SEとして使われる曲は知っている。
が、そんなのは「名前を聞いたことある」というレベルだ。

世の中にはなんと「ロック好き(特にHR/HM)」が多いことか。
そんな人たちから見れば私に「○○も聴いてないのに音楽やるな!」と言いたくなるだろう。

このブログの読者になってくれたり、コメントをつけたりしてくれている人はほとんど「ロック好き」だと思う。
その人たちの否定は、もちろんしません。
ただ、私をロック少女だと思っているのなら、それは違います。

本当に普通の、J-POPしか聴かない人よりは多少知っているかもしれないけれど、これで「ロック大好き!」なんて言ったら本当に好きな人に失礼だ。
意識的にメインストリームを避けていたこともあるけれど、簡単に言えば「もっと好きなものがある」。
ただそれだけ。
勉強のためだけに聴くことは今はしたくない。

きっと反感を買うだろう。
だけどさ、仕方ないじゃない。
好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。違うものは違う。
シンプルなことなのに。

森永ハイクラウン

いつ見てもかっちょいいデザイン。

猟奇的な彼女

なんとなく見てなかった。
で、なんとなく見た。

…人事とは思えないんですけど…

主人公に心から同情すると共に、私の周りの人にも同情した。