バンドマンはモテるのか | いくぜバンドガール。

バンドマンはモテるのか

ギターをはじめたきっかけは何?と男の子に聞いたら「モテたいから」と答える確率は5割をゆうに越えるに違いない。
1番の理由に挙げなくとも、心のどこかにそんな気持ちが潜んでいる「もしかしたら」「あわよくば」を含めたら相当なパーセンテージになるだろう。

じゃあ実際のところ、バンドマンはモテるのか?

少なくともバンドガールはモテない。
だって彼女が自分より目立つの、ヤでしょ?正直。
東大生の女の子が敬遠されるのと近い感覚で、バンドガールはモテない。
これは自分を過大評価するものではなく、男子の心にある「自分を大きく見せたい」という感覚に、いずれもが合致しないということを言いたいのである。
(尚、バンド内恋愛については別項を設けたいと思うので、ここでは触れない)

話が若干ズレたが、もしもバンドマンがモテると思っていれば、それは大いなる誤解である。

ルックス、経済力、性格などの条件が同じ二人がいたとして、その片方がバンドをやっていれば、そちらはモテるのだろうか。
この場合のモテるとは、ライブが終わった後に話し掛けられるというレベルではなく、その夜しっかり持ち帰ることができるのか、彼女になりたいと抜かす女に困らないか、ということだ。

答えは否。そんなヤツ見たことない。
正確に言えばいるにはいるが、そういうヤツはバンドなんかやっていなくとも、女には困らなかろうという輩である。

クレイジーケンバンドの横山剣さんが「モテたくてバンドをはじめたんですか?」というインタビュアーの質問に
「そんなことしなくてもモテたからなあ」
と答えていた。

カッコよすぎるよ、ケンさん!
人生で一度は言ってみたい台詞である。

モテるやつは何をやっていても、何をやっていなくてもモテる。
あなたがモテないのは、楽器ができないからでも、貧乏なせいだからでもありません。