スミ入れました。 第一回 | いくぜバンドガール。

スミ入れました。 第一回

ついに、というか、やっと、というか。
「刺青を彫った」というと和彫りっぽいし、そんなにイカツいものではない。
「タトゥーを入れた」というと、なんだかオシャレぶってるようでケツの穴がかゆくなる。
さらに某ロシアの女性ユニットのおかげで、ますます口に出しにくい。
そんなわけで「スミ入れる」という、ちょっと間抜けな響きの言葉がいちばんピッタリくる。

直径5センチ程度の星、というか羅針盤。
自分でデザインして持って行った。ささやかなもんです。

【理由その1 若くないのさ】
理由らしい理由があるわけではなく、またこういうことに理由づけするのは
ダサいと思うのだが、あえて挙げるなら「もう若くない」ということだろうか。

19、20歳くらいのころからずっと彫ってみたかったのだが、今彫ったら
「若気の至り」と言われると思っていた。24歳にもなれば若気ってこともないだろう。

もうひとつ、年を取ってくると周りに流されやすくなってくる。
わかりやすく言えば就職や結婚(それがいけないと言っているわけでは決してありません)。
自分のやりたいことをやって生きていこうとしているのに、年々周りが「大人」になってゆく。

ちょっと待て、立ち止まって考えろ。
そんな気持ちもあったと思う。

【理由その2 カラダのことを考える】
春先から少~しだけ収入が増えたので、「普段後回しにしている医者」に片っ端から行ってみることにした。
歯医者・皮膚科・眼科・耳鼻科といったところである。
特に歯医者は物心ついてからろくに行っていなかったので、親知らず2本の抜歯と大量の虫歯の長期治療という大掛かりなことになっている。

さらに今行っているレッスン(私は管楽器奏者なので)で、筋肉のコントロールをとても意識するようになった。

そんなわけで普段あまり気にしていなかった自分のカラダのことを知るにつれ、彫りたいという気持ちが強くなっていったんである。

おお、なんか長いな。続きは第二回。