『Blow Up』James Taylor Quartet | いくぜバンドガール。

『Blow Up』James Taylor Quartet

うちのバンドを見た人から「アシッドジャズだね」「JTQっぽいね」と言われることがたびたびあるので聴いてみた。
ていうか「アシッドジャズ」って聴いたことないのに何故?
と思っていたのだが、聴いて納得。
確かに近いかも。

一応断っておくが、このブログのサブタイトルにある通り、私は24歳で、アシッドジャズが世間を席巻していたころは、高校に入ったか入らないか。

ジャミロクアイと言えばジェイとあのツノの生えたマークしか印象にないし、曲も特に覚えていない。

私の好物は、とにかく「ホーンが入っている」が第一条件で、それに「グルーヴィー」というものすごく曖昧な要素が加味されていれば大抵よろこぶ。もつろんオルガンは「生まれつきカッコいい楽器」だから、オルガンものはカッコいいと思う確立が高い。
(あと生まれつきカッコいい楽器はバリトンサックス:閑話休題)

さて、それでオルガンカルテットのJTQ。
まずオルガンってことでスタート地点が高い。
ホーンも結構な割合で参加している曲が多い。
キャッチーでグっとくるフレーズも多い。

…だが。

モノにより、すんごくダサい。

それは言ってみたら「日本人ぽい」というか「イナタい」というか。
ああ~これが私が「アシッドジャズ」という言葉に対して抱いていたダサイメージの部分か、というのがところどころある。

ただ、それは「時代」の問題というか、結局60年代までにカッコいいものは出尽くした、という乱暴な考え方をもってすれば納得するというか。

う~ん、結局好きなものが同じだと、終着点の年代が違っても似た音楽になるんだろうかね、など考えさせられてしまった。

あと10年早く生まれてればなあ…


アーティスト: James Quartet Taylor
タイトル: Blow Up