いくぜバンドガール。
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納得させる説得力

最後にブログを書いたときから半年が経った。
正直、もう更新する気はなかったのだけど、昔の自分の文章を読んでいたらいろいろ納得するところがあったので、少し書いてみる。
あ、自分の意見に納得する、という意味ではなく「今の自分がどう形成されたか」という意味で納得した。

この半年の間にCDが発売され、なんと夏にはフジロックに出演することになった。
フジロック。
うそだろっ。
と思ったが本当だった。

で、出演が決定して、ものすごくラクになった。
CDが出たときもそうだったんだけど、「ホッとした」感じ。

それ以前は誰にも認められていない気がして、今思うとすごくつらかった。
当時の恋人(主張とは裏腹にバンドマンでした。すいません。)のバンドの音源発売やライブのたびに荒れていた。
私たちの方がカッコイイのに、私の方が練習してるのに、どうして…と思って当たり散らしていた。

今思えば「ひがみ」というやつだ。

つまりそれは逆に言えば、今の私たちを見て、誰かが思うことかもしれない。
だからラクになったけれど、そういう人たち、バンドたちを納得させる説得力を持たなければいけない。
それが露出が増えるに伴う責任だと思う。

まだまだだ。
もっともっとだ。

レコーディング終了

1年半ぶりのレコーディングが終わった。
(正確に言うとMIX&TRACK DOWNが終わっていないのだけど…)

私は管楽器ということもあり、MTRを使った宅録や練習スタジオでの録音はやったことがない。
レコーディングスタジオでけっこうキッチリ録る。贅沢と言えば贅沢。

レコーディングで大変なことは、もちろん体力・待ち時間なんかもそうなんだけど、私の場合本当に大変なのは「切り替え」。
1.プレイヤーとしての自分
2.メンバーのモチベーションやスケジュールを管理するリーダーとしての自分
3.音源の出来をジャッジするプロデューサーとして自分

という3人の自分がいるわけだけど、何が大変って、この3人を切り替えるのがめちゃくちゃ大変なのだ。
特に「プレイヤー」と「プロデューサー」を切り替えるのは、

本っ当に!!!!

大変なんです。

他のメンバーの演奏は冷静に判断できるけど、私が録音しているときにエンジニアブースにいるのは当然ながら私以外のメンバー。
「1人」が判断するのと「複数」が判断するの、どちらが時間かかるかと言ったらそれはもちろん「複数」なわけで。
とにかく毎回私のソロは時間がかかってしまうのだ…ああ私が2人いたら!(演奏が完璧ならばもちろん発生しない問題なわけですが)

私はメンバーに気を使うあまり、自分の演奏に甘くなってしまうところがある。
矛盾しているようだが、要するに「早く終わらせてあげたい」という気持ちからだ。
次回はそこを何とかしなければなあ。

ともあれ、あとはプロテューサーに専念してのMIX&TRACK DOWN。
これこそが最も大変な作業ではあるんだけど、「切り替え」がないぶん気が楽。
このバンドでは全国流通1枚目。
いいものができますように!!

25歳になりました

やっと、やっと25歳になりました。
長かったぜ4半世紀…もう若くないんだぜ!
小娘とは呼ばせないんだぜ!
ああ、なんて自由なんだろう…
24歳になったときもホッとしたけど、年を取るごとに安堵する。
いい調子です。
あとはこのままやりたい放題!!

スミ入れました。 第二回

【その後のカラダ】
彫っているときは「注射を連続で何回もする」くらいで、想像していたほど痛くはない。
私の場合は20分ぐらいのものだったし。
が、その後はやはり、じんわりと痛い。
女性の方は生理痛の、あの鈍いやるせなさを想像してもらえるといいかもしれない。
彫った日は重いものを持ったりしないで穏やかに暮らしましょう。
湯船にもしばらく浸からない方が良いそうな。

しばらくは軟膏を塗ったりしてお手入れします。
その時間は面倒ではあるけれど、身体に意識が行くから悪くはない。
10日くらいでほぼ定着するけど、かさぶたのようにかゆくなったりする。

【周りの反応】
第1位 : 「痛かった?」
そりゃそうだ。私もそう聞いていた。「注射くらい」と答えている。
第2位 : さわる
私もさわりたくなるもんね。色の入ってるところは、ちょっと盛り上がっています。
第3位 : 気付かない
堂々と露出していても、意外と気付かれないみたい。
口に出さないだけかもしれないけど、まあ他人事ですし。そんなもんだろう。

というわけで、彫る前と彫った後で私の暮らしは何一つ変わらない。
温泉も元々好きではないし。どうしても行きたい時には絆創膏を貼ればいい。

でも、スミを入れてる人に対する見方は少し変わったかもしれない。
以前は「この人根性あるんだなあ」なんて思っていたが、「このくらいなら平気だなあ」という見方に変わってきた。
逆に「これは絶対無理!」というのもあるし(首とかね)。

とにかく好奇心は満たされたので、これ以上増やすことはないと思う。
だけど、入れたっていい。
入れなくたっていい。
そんなことは人生において表面上の瑣末な出来事にしかすぎないと思うし、
意味を持たせるのはこちらの後付けの理由にしか過ぎない。

そんなわけで、bandgirl+tatoo、相変わらずです。

スミ入れました。 第一回

ついに、というか、やっと、というか。
「刺青を彫った」というと和彫りっぽいし、そんなにイカツいものではない。
「タトゥーを入れた」というと、なんだかオシャレぶってるようでケツの穴がかゆくなる。
さらに某ロシアの女性ユニットのおかげで、ますます口に出しにくい。
そんなわけで「スミ入れる」という、ちょっと間抜けな響きの言葉がいちばんピッタリくる。

直径5センチ程度の星、というか羅針盤。
自分でデザインして持って行った。ささやかなもんです。

【理由その1 若くないのさ】
理由らしい理由があるわけではなく、またこういうことに理由づけするのは
ダサいと思うのだが、あえて挙げるなら「もう若くない」ということだろうか。

19、20歳くらいのころからずっと彫ってみたかったのだが、今彫ったら
「若気の至り」と言われると思っていた。24歳にもなれば若気ってこともないだろう。

もうひとつ、年を取ってくると周りに流されやすくなってくる。
わかりやすく言えば就職や結婚(それがいけないと言っているわけでは決してありません)。
自分のやりたいことをやって生きていこうとしているのに、年々周りが「大人」になってゆく。

ちょっと待て、立ち止まって考えろ。
そんな気持ちもあったと思う。

【理由その2 カラダのことを考える】
春先から少~しだけ収入が増えたので、「普段後回しにしている医者」に片っ端から行ってみることにした。
歯医者・皮膚科・眼科・耳鼻科といったところである。
特に歯医者は物心ついてからろくに行っていなかったので、親知らず2本の抜歯と大量の虫歯の長期治療という大掛かりなことになっている。

さらに今行っているレッスン(私は管楽器奏者なので)で、筋肉のコントロールをとても意識するようになった。

そんなわけで普段あまり気にしていなかった自分のカラダのことを知るにつれ、彫りたいという気持ちが強くなっていったんである。

おお、なんか長いな。続きは第二回。

『Blow Up』James Taylor Quartet

うちのバンドを見た人から「アシッドジャズだね」「JTQっぽいね」と言われることがたびたびあるので聴いてみた。
ていうか「アシッドジャズ」って聴いたことないのに何故?
と思っていたのだが、聴いて納得。
確かに近いかも。

一応断っておくが、このブログのサブタイトルにある通り、私は24歳で、アシッドジャズが世間を席巻していたころは、高校に入ったか入らないか。

ジャミロクアイと言えばジェイとあのツノの生えたマークしか印象にないし、曲も特に覚えていない。

私の好物は、とにかく「ホーンが入っている」が第一条件で、それに「グルーヴィー」というものすごく曖昧な要素が加味されていれば大抵よろこぶ。もつろんオルガンは「生まれつきカッコいい楽器」だから、オルガンものはカッコいいと思う確立が高い。
(あと生まれつきカッコいい楽器はバリトンサックス:閑話休題)

さて、それでオルガンカルテットのJTQ。
まずオルガンってことでスタート地点が高い。
ホーンも結構な割合で参加している曲が多い。
キャッチーでグっとくるフレーズも多い。

…だが。

モノにより、すんごくダサい。

それは言ってみたら「日本人ぽい」というか「イナタい」というか。
ああ~これが私が「アシッドジャズ」という言葉に対して抱いていたダサイメージの部分か、というのがところどころある。

ただ、それは「時代」の問題というか、結局60年代までにカッコいいものは出尽くした、という乱暴な考え方をもってすれば納得するというか。

う~ん、結局好きなものが同じだと、終着点の年代が違っても似た音楽になるんだろうかね、など考えさせられてしまった。

あと10年早く生まれてればなあ…


アーティスト: James Quartet Taylor
タイトル: Blow Up

『オーシャンズ12』O.S.T(David Holmes)

オーシャンズ12、なにげに好きなのでスキンを変えてみた。

タランティーノから血を抜いたらガイ・リッチー、それに豪華キャストを加えたらオーシャンズになる…なんて言ったら言い過ぎか。
とはいえやっぱり軽快で軽妙、疲れずほどほどに頭を使って後味がいい。

そして意外と評判になっていないのが不思議なのだが、11も12もサントラがすっごくイイ。

このDavid Holmesって人、テクノ畑の人らしいのだが、マジで!?
全編ベースがヤバいよ!むしろレア・グルーヴ(この言い方好きじゃないけど)っぽくねえ?
あーでもこれが好きってことは私やっぱりアシッドジャズ好きなのかなあ。
でもアシッドジャズってすんごいダサい響きだよなあ。
でもうちのバンドってアシッドジャズって言われたりすんだよなあ。

とまあ連続でアシッドジャズって言ってみたけど、なんだろね、みんな好きじゃないのかな?
映画に気をとられてサントラまで聴いてられない?
聴いた人・見た人の感想がぜひ聞きたいなあ。


アーティスト: サントラ, オルネラ・ヴァノーニ, デヴィッド・ホルムス, ローランド・ヴィンセント, ピエロ・ウミリアーニ
タイトル: オーシャンズ12

『Let's boogaloo』V.A.

スペインのレーベルから出てるっぽいオムニバス。
ジャケがかっちょいいのと、「ブーガルー」をがっちり掴みたかったので購入。

ブーガルーっていうのは「ファンキーなラテン」とか「スパニッシュ・ラテン」とか言うらしいんだけど、一向にその実態がつかめなかったのだ。

ルンバ、とかマンボ、みたいなリズムの名前ではないみたいだし。
なんか好きな気がするので、最近手当たり次第聞いてたんだけど、やっぱりよくわかんなかった。

で、このコンピなんですが。

すげーかっちょいい。

激エロ。

かなりラテン色の濃いものから打ち込みっぽいもの、モッドっぽい(モッズっぽい)もの、いろいろあるけど、全曲ヤバい。
自分なりにブーガルーの要素を書き出すと、
南の国、エロ、グルーヴするベース(時にオルガン)とりあえず黒い。

こーゆうバンドいないのかっ!?
やっちゃうぞ。

『Tighten Up』ARCHIE BELL & DRELLS

今の着メロ。
たぶん「あー聞いたことあるある」と口走ってしまう人が多いだろう。
やたらグルーヴィーなベースとギターのカッティングが延々とループする。
もしかして、すごく着メロ向きなんでは?と思ってダウンロードした。

そして設定して気づいたんだけど…キメが来るまで待っちゃって、電話が切れる。
好きすぎる曲を着メロにしてる人、聞いちゃったりしない?

で、この曲、本当にカッコいいと思うんだけど、この人たちの他の曲は知らない。
わりと一発屋っぽかったみたい。
でもこの1曲を作ってくれただけで、歴史に残っちゃう価値があるのさ。
まじで、腰にくるダンスチューン。
ディスコ!


アーティスト: アーチー・ベル&ザ・ドレルズ
タイトル: タイトゥン・アップ

『Wild Saxophone 』Stray Cats

前回ラモーンズを取り上げたのに全く反応がなく、ちょっと驚き。
ということは今回はさらに反応がないんだろうな。
でも面白いから書こう。

「5年前の自分のベスト」を聴いて、ラモーンズに続きひっくりかえったのがこちら。
いや、カッコいいよ、カッコいいんです。ストレイキャッツ。

「ロックタウンは恋の街」だの「涙のラナウェイ・ボーイ」だの「ごーいん DOWN TOWN 」だの邦題がつけられていなければ…
ああ、90年代初頭の日本って、どこまでも恥ずかしい。

そんな中から5年前の私が選んだのは「ワイルド・サクソフォン」。
男子がついサックスの購入を検討しちゃうような、ベタで「カッコいい感じ」の曲。
もちろんリーゼント以外の人はこの曲吹いちゃいけません。

恥ずかしいぐらいスカしてキメる。
たまにはそれも、いいじゃないか。



アーティスト: ストレイ・キャッツ
タイトル: 涙のラナウェイ・ボーイ
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